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サンライン ベーシックFC 300m 

仕掛け作りに使ってみようと思い、格安フロロライン「サンライン ベーシックFC 300m」
3号を買ってみました。
basic_fc.jpg

本来はバス釣り等の道糸として販売されている製品だと思いますが、300m巻きで1000円ちょいと
とにかく安いです!
一般的な船用ハリスが100mで1000円前後ですから約1/3ですね。

これが、強度的に満足出来る物であれば、これからはこちらを使っていこうと思い実験してみました。

比較するのは、何時も使っている「クレハ シーガー 船ハリス 100m」3号
prodImg_6.jpg

実験方法は、それぞれ切ったラインの両端をパロマーノットでスナップサルカンに結び全長を50cmとし、片側をミニクランプに固定し、もう一方をバネ秤で引っ張って切れた時の目盛りを読むという方法です。
(パッケージには両ラインとも3号 0.285mmと表示されています)

「サンライン ベーシックFC」
1回目 4.25kg
2回目 4.00kg
3回目 4.25kg

平均  4.17kg

「クレハ シーガー 船ハリス」
1回目 4.50kg
2回目 4.50kg
3回目 4.25kg

平均  4.41kg

切断箇所は全てスナップサルカンとの結束部分で、ラインの中間で切れたものはありませんでした。

勝負は僅差?で「クレハ シーガー 船ハリス」の勝ちでした。
価格を考えれば当たり前の結果でしたが、「サンライン ベーシックFC」のコストパフォーマンスはかなり高いと思います。


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最強の仕掛けを求めて! 針結び編  

『最強の仕掛けを求めて!』シリーズ第三回は釣り針の結び方です。
実験方法は『ダイワ船ハリス3号』を結んだ釣り針(オーナーPEマダイ9号)をミニクランプに掛け、その反対側をスナップサルカンにパロマーノットで結び、それをバネ秤で引っ張ります。
DSC0108.jpg

①外掛け結び
ほとんどの方が最初に覚える結び方ではないでしょうか?私も小学生の時に覚えて以来しばらく、これ一筋でしたが使っているうちに結び目がゆるんでスッポ抜け、ブタの尻尾になるイメージがあります。
soto.JPG
1回目 4.25kg
2回目 4.0kg
3回目 4.25kg
思ったより強いですね!スッポ抜けることも無く全てチモト部分で切断されていました。

②内掛け結び
以前何度か結んで見た事はあるのですが、普段使う事が無いので、この実験のために再確認して結んでみました、慣れてないせいもあるのでしょうが、とても結びにくいです。
uchi.JPG
1回目 4.2kg
2回目 4.0kg
3回目 4.25kg
こちらも外掛けとほぼ同じ強度で全てチモト部分で切断されていました。

③南方延縄結び
大物狙いの仕掛けには、私はほとんどこの結び方を使っています、外掛け結びとフィンガーノットを組み合わせた様?な結び方です。今回は外掛け2回フィンガーノット?5回で結んでみました。
haenawa.JPG
1回目 4.0kg
2回目 3.8kg
3回目 4.25kg
これが最強ではないかと予想していたのですが、外掛け、内掛け結びと大差の無い結果でした・・・(>_<)

④フィンガーノット
普段はほぼ、このフィンガーノットを使っています、とにかく素早く結べて余り糸もほとんど出ません、
指先をクルクルさせるだけで巻けてしまうので、ついつい巻き数が多くなってしまいます。
finger.JPG
1回目 測定不能
2回目 4.25g
3回目 測定不能
1回目と3回目はスナップサルカンに結んだパロマーノットが先に切れてしまいました。
その時のバネ秤の目盛りは4.5kgでしたので、1回目と3回目の強度は4.5kg以上あると思われます。

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今回の実験ではフィンガーノットが最強と言う結果になりました。
100%ノットと言われるパロマーノットが先に切れてしまうのですから何か別の方法でなければ、フィンガーノットの強度を測定できませんね・・・



フィンガーノットの結び方はこちらの動画が判りやすいと思います。
一度覚えてしまえば外掛け結び等より素早く簡単で結べ強度もある、おすすめの針結びです!


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最強の仕掛けを求めて! サルカン接続編 

『最強の仕掛けを求めて!』シリーズ第二回はサルカン等の金具への結びかたです。
実験に使うラインはVARIVASのルアー用の道糸としてかなり前に買った10Lb(5kg)号数で言えば2.5号程度のナイロンラインです。

実験方法は40cmに切ったラインの両端に、それぞれのノットでスナップサルカンを結びそのスナップ部をステンレスの金具に掛けて引っ張りあう草相撲?方式の勝ち抜き三番勝負です。
実はこの実験もエダスの強度と同じようにバネ秤を使って途中まで進めたのですが、クランプに掛けるエイトノットの方が先に切れてしまう事態が発生したので草相撲方式としました。

DSC01085-1.jpg

1回戦
クリンチノット VS ユニノット
①ユニノット勝ち
②ユニノット勝ち

ユニノットの二連勝です、クリンチノットは2回とも結び目が解けてしまいました。

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2回戦
ユニノット VS ダブルクリンチノット
①ダブルクリンチノット勝ち
②ダブルクリンチノット勝ち

ダブルクリンチノットの二連勝です、ユニノットは二回とも結び目が解けてしまいました。

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3回戦
ダブルクリンチノット VS ジャックスティックSPノット
①ダブルクリンチノット勝ち
②ダブルクリンチノット勝ち

ダブルクリンチノットの二連勝です、ジャックスティックSPノットは二回とも結束部の切断でした。
引っ張った感覚ですがジャックスティックSPノットも良い勝負で僅差の負けという感じです。

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4回戦
ダブルクリンチノット VS 8の字チチワ結び
①ダブルクリンチノット勝ち
②ダブルクリンチノット勝ち

ダブルクリンチノットの二連勝です、8の字チチワが勝つと予想していたのですが2回ともチチワ結束部分できれてしまいました。
ダブルクリンチ6回連続勝利!

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5回戦
ダブルクリンチノット VS パロマーノット
①パロマーノット勝ち
②パロマーノット勝ち

パロマーノットの二連勝です。ダブルクリンチは2回とも結び目が解けてしまいました。
しかし両者とも強く、あきらかに此処までで最も引っ張る力が必要でした。

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結果
やはり100%ノットと言われるパロマーノットの優勝!
今回滑りがよく締め込みやすいナイロンラインを使った実験でしたが、フロロカーボンを使った場合締め込みの時に糸が縮れてチリチリに成り易いので、より注意しなければなりません。
(私は霧吹きで水を掛けながら絞めこんでいます。)
その点ジャックスティックSPノットは締め込みやすいので縮れ難く、結び方も簡単で強度も期待できるオススメの結び方です。


タグ:最強 仕掛け
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最強の仕掛けを求めて! エダス編 

『最強の仕掛けを求めて!』シリーズ第一回は何故かエダスです?
まず最初に今回実験に使う『ダイワ船ハリス3号』の強度を計ります、測定方法は30cmに切ったハリスの両端をエイトノットでチチワを作りバネ秤のフックとクランプに掛けて引っ張るという単純なものです。
(これはハリスの直線強度ではありません、実験に使うチチワの強度です)

1回目 4.0kg  チチワ結束部分で切断
2回目 4.1kg  チチワ結束部分で切断
3回目 3.9kg  チチワ結束部分で切断     平均 4.0kg

これを基準にエダスの強度を見ていきます。

最初のエントリーは一番シンプルなエダスの出し方でもあるエイトノットです。
3号モトスに3号のエダスを結びモトスの竿方向とエダス先にチチワを作りバネ秤のフックとクランプに掛けて引っ張ってみます。

1回目 2.8kg  エダス元で切断
2回目 2.5kg  エダス元で切断
3回目 2.5kg  エダス元で切断     平均2.6kg

うーん、ウィリー仕掛け等では何時も使っていましたが、思ったより弱いです・・・

次のエントリーはクロスビーズを使ったエダスです、使ったのは『ささめ針 スーパー回転ビーズM』です。

1回目 3.0kg  モトスのビーズを固定するエイトノット部分で切断
2回目 2.9kg  モトスのビーズを固定するエイトノット部分で切断
3回目 3.0kg  エダスの抜け止めエイトノット部分で切断       平均2.96kg

一般的にクロスビーズは弱いと言われていますが意外と強い印象!
しかし最初の実験でもそうですが、結局結び目で切れてしまいます。
このハリスの結節強度は2.5~3.0kgぐらいなのかもしれません。

最後は三方編込みです、結び方は私が考えたハリス本線に結び目の無い結束方法で、ハリス本線に編込み用糸を沿えてエダスをプルージックで結び、編込み用糸とエダス余りで3方向それぞれ交互に10回ハーフヒッチを行ったものです。
DSC01070-1.jpg
DSC01073.JPG

1回目 3.2kg  エダス結束部分で切断
2回目 3.0kg  エダス結束部分で切断
3回目 3.4kg  エダス結束部分で切断     平均3.2kg

ハリス本線は補強糸で2重になっているので強いのは当然で、やはりエダスの結束部分で全て切れてしまいました。

今回の実験の結果から、大物狙いには一本針が良いことが分かります、あえてエダスを出すならばハリス本線に結び目が無く本線の強度低下が無い三方編込みがBESTですね。
また強度を求めるには結び方より結節強度の高いハリス(シーガーグランドマックス等)を使う事がより重要かも知れません。

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